画像:「二条城行幸図屏風」江戸時代
(京都市指定文化財 泉屋博古館蔵)
寛永行幸時の能楽
講師:宮本 圭造
宮本 圭造 プロフィール
能楽研究者。法政大学能楽研究所教授。
2005に第31回日本古典文学会賞、2006年に第38回河竹賞・第1回林屋辰三郎藝能史研究奨励賞、2007年に第28回観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞。著書に『上方能楽師の研究』(和泉書院/2005)他。
『京都 二条城と寛永文化』(青幻舎/2022)にて行幸時の能楽について解説。
寛永3年(1626年)、後水尾天皇が二条城に行幸され、御所から二条城への行列は、全国から集まった大名など9,000人にも及びました。
二条城では5日間にわたる盛大なもてなしが行われました。
その一つ、庭に能舞台が建てられ、後水尾天皇と徳川家光が大広間に並んで能楽を鑑賞された記録が残っています。
天皇をもてなすための能とはどのようなものだったのか、当時の記録から紐解きます。
寛永能楽騒動記
出演:林 宗一郎ほか
林 宗一郎 プロフィール
能楽師観世流シテ方。京観世林家十四世当主。
自主企画公演、海外公演、多様なジャンルとのコラボレーションなど幅広く活動。2020年に重要無形文化財総合認定。平成26年度京都市芸術文化特別奨励者。
2025年に創始400年を迎える林家には寛永行幸との縁が伝わっている。
寛永行幸時の能楽上演にまつわる記録から、創作劇を上演します。
行幸4日目の9月9日、半雨半晴の空模様の中、天皇と将軍の御前で猿楽(能)が上演されました。
一世一代ともいえる名誉ある場で、ハプニングが起こります。一体何が起こったのか・・・そしてその顛末はいかに。
劇中、行幸時に上演された演目の中から、能「熊坂」を上演いたします。
能楽出演者
- 林 宗一郎
- 河村 晴道
- 味方 團
- 田茂井 廣道
- 松野 浩行
- 河村 和貴
- 大江 泰正
- 河村 浩太郎
- 樹下 千慧
- 笠田 祐樹
- 有松 遼一
- 松本 薫
- 島田 洋海
- 笛貞光 智宣
- 小鼓上田 敦史
- 大鼓森山 泰幸
- 大鼓前川 光範
開催概要
日時 | 2024年9月8日(日) 13:00~15:30(開場/受付開始12:30) |
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会場 | 大江能楽堂 京都市中央区押小路通柳馬場東入橘町64 ※京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」下車、徒歩約5分 ▶ GoogleMapはこちら |
定員 | 200名 |
料金 |
指定席: 8,000円(税込) ・指定席は限定50席で椅子席になります。 自由席: 5,000円(税込) ・自由席は桟敷で座布団席になります。足をくずしてご覧いただけます。後列は正座クッションの貸し出しもございます。 ▶ 座席図はこちら |